大崎町在住の視察ガイド補助スタッフさんが決定しました

視察ガイド

サーキュラーヴィレッジ・大崎町の取り組みに興味を持ってくださる地域・団体が増え、現地の様子を直接視察したいという問い合わせをいただき、視察に来てくださる方も増えています。

その際に、最も多くご質問をいただくのが「住民の方々はどんな気持ちで分別しているのか」「分別をはじめた当初の様子は?」というものです。

今まで取り組んできたことを、住民の方が直接伝えられれば、いただいた質問に実体験をもとにお答えすることができます。そのような思いから、町内に住む住民の方にリサイクル視察ガイドを担っていただくことになりました。

町の広報紙での呼びかけ

協議会の活動が正式にスタートして約1年が経過しました。コロナ禍が続いたこともあり視察を停止する期間も長かったのですが、大崎町の取り組みが知られれば知られるほど「どのようにごみを分別しているのか」「リサイクル率が高い秘密は?」と興味をもってくださる方、大崎町の分別の方法や環境について学びたいという方も増えてきました。

協議会の広報担当者が案内することはできますが、大崎町のことを以前からよく知り、分別が始まった時の様子や気持ちをご自身の言葉で伝えてくださる方にガイドをお願いしたいという当初の思いを実現したいと思いました。協議会が取り組むことに理解をいただき、一緒に広めてくださる方に、視察ガイドの補助スタッフとしてぜひご協力いただきたいと考え、大崎町の広報紙を通じて募集を行いました。

2022年3月の「広報おおさき」の1ページ

そして、応募してくださったのが町内にお住まいのお二人。有田通行さんと、鳥越ノリさんです。

「初めましての会」の開催

委嘱状授与式の際の様子。左から有田さん、千歳代表理事、鳥越さん

初めてお会いするお二人が、どのようなお話をしてくださるのだろうとわくわくしながら面接という名の「初めましての会」を開催しました。

有田さんは、資源の分別が町の誇りになっていることを広く伝えたいという想いから、自らふだん何気なくやっている分別についてさらに詳しく知り、ガイドとして活躍することが町の助けになるのならとお話してくださいました。

鳥越さんは、人生の大半を大崎町で過ごしているから町のことが大好きで、分別が始まった当時は確かに少しめんどうだと感じてはいたけれど、今はリサイクル率で日本一を重ねていることが誇らしい、との想いを伝えてくださいました。また、「他の地域の方々に、大崎町のすべてを真似してほしいとは言えないけれど、ごみを分けると資源になるということを知って、日々の分別を見直すきっかけを作ることができれば」とお話してくださいました。

「初めましての会」から約1ヶ月間、視察場所の3カ所を実際に訪ね、案内の練習をしたり、リサイクルが始まった経緯を改めて学んだり、ご自身でいろんな情報を集めたりと、たくさん学んでいただきました。

お二人とも、ご自宅ではもちろん分別をされていますが、分別した資源が何に変わっているのかなど、ガイドを応募してから初めて知ったことも多かったようです。

ふだん行っていることが、どのような流れで資源として自分たちの元へ戻ってきているのかを知る良い機会にもなっているようでした。

委嘱状をお渡して正式に活動スタート

委嘱状授与式の様子

研修期間を経て、5月30日(ごみゼロの日)にリサイクル視察ガイド補助スタッフとして委嘱状をお渡しし、正式に活動がスタートしました。

有田さんは、プラスチック素材を扱う会社の営業として長年活躍されていたこともあり、

素材や知識として蓄えた数字を駆使してお伝えするのがお得意です。

鳥越さんは、リサイクルを始めたときの様子や、ご自身で丁寧に行っている分別の良いところや、もっとこうなったら良いなと思う気持ち等を交えてさまざまな視点でご案内してくださいます。

『視察ガイド就任式』を終えて

私も学ばせていただくところも多く、お二人が活躍しているところを見て刺激を受けています。

いろんな視点を取り入れ、広がりを作っていく、みんなで取り組んでいくということを表したガイドさん就任になった気がします。

これから視察で訪れるみなさま、ぜひガイドの方々を温かい目で見守っていただき、いろんな質問をしてくださると嬉しいです。

今後のお二人の活躍にご期待ください!

(文・広報PR担当 中垣るる)

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