住民の皆様はどれくらい分別を意識して買い物をしているのか? 宮崎大学との共同研究を開始

サーキュラーヴィレッジラボ 研究開発

大崎町住民の皆様はモノを買うとき分別を意識している?

研究者や企業、専門家とともにより良い地域の在り方を研究し、実践に繋げるための「サーキュラーヴィレッジラボ」における「大崎町の現状評価研究」の第二弾プログラムとして、国立大学法人宮崎大学の土屋有研究室との連携プロジェクトが始まりました。

大崎町内のスーパーマーケットなど小売店にて、大崎町の住民の皆様が、買いものをするときにどれくらい分別を意識しているのか、アンケート調査を行います。

その結果をもとに、ごみの分別に取り組むことによる環境意識の変化や、過剰包装されていない商品を積極的に選ぶのか、など購買行動の変化に関して分析します。

今回は、調査にさきがけた事前リサーチに加えて、台風14号による影響で一度延期し10月に実施した本調査について、レポートします。

事前調査で見えてきた客層

まず、本調査に先立って、現地で調査場所等の事前リサーチを行いました。

8月に大崎町内外のスーパーをまわり、商品のラインナップや客層に関して情報収集をしました。主婦層が多い店や、年配の方々が多く買い物にいらっしゃっている店舗など、普段の生活では意識しづらいことに目を向け、調査対象者の属性に偏りが出ないかを検討します。

大崎町内唯一の生鮮スーパー「だいわ 大崎店」でお話を伺いました

事前調査の結果、時間帯によって、来店者に偏りがありそうなことがわかってきました。お昼は年配の方など、比較的時間に余裕のある方が多く、夕方から夜にかけては主婦の方々や共働きの方が多く、買うものにも変化がありそうです。

例えば、忙しい共働きの方々は、値引きのお弁当などを買いたいと思い、来店します。その際、分別の手間を考えて、バランやソース袋などが少ないものを選ぶのではないか、など新たな疑問や仮説も浮かんできました。

事前調査を経て、質問項目の設計を改めて見直し、本調査に向けて準備をします。研究室の学生や土屋先生と何度もやりとりをして、調査票を作成しました。

実際に使用したアンケートの一部(宮崎大学 土屋研究室提供)

100名以上の住民の方々にご協力いただきました

10月2日の日曜日、だいわ 大崎店の入り口スペースをお借りして、調査開始です。腕章をつけた学生が、積極的に来店者に声かけをしていきます。

お忙しい中、多くの方々にこころよくご回答いただきました

本調査の様子は、10月6日(木)の南日本新聞朝刊でも掲載されました!

1回目の調査で集まった回答数は、121件。11月にかけて何度か調査し、分析に必要な回答数を集めます。

結果については、今後WEBサイトでも公開していきますので、ご期待ください!

(文・企業連携担当 井上雄大)

プレスリリース

クレジット

宮崎大学

  • 宮崎大学 地域資源創成学部 准教授 土屋有氏
  • 宮崎大学 土屋研究室 佐々木ルナさん、平原鈴華さん、待山功星さん、松元彩夏さん、松本望さん

ご協力いただいた方々

株式会社大和

  • だいわ 大崎店店長 西村史郎氏
  • 取締役 福留行哉氏
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