東京で「第二回 OSAKINIプロジェクト 活動報告会」を開催しました(後編)
大崎町SDGs推進協議会(以下、協議会)が進めるOSAKINIプロジェクトは、企業版ふるさと納税による寄付や企業・団体の皆様との連携によって支えられています。
そこで協議会では毎年それらの活動報告を実施しており、2021年度の第一回報告会はオンラインでの開催でしたが、今回は東京でのリアルイベントとして実施しました。
本記事は、その様子をレポートしたものです。
後半は事務局員から3つの切り口で活動報告を実施
協議会からの活動報告では、設立から1年半の中で行ってきた取り組みと今後のビジョンを共有させていただきました。
事務局員 井上と宮崎大学の土屋有准教授からは、「大崎町で考える未来のマーケティングの行方」と題してサーキュラーヴィレッジ・ラボの活動報告を行いました。
発表後、ユニ・チャームの織田大詩様から大崎町でのリサイクル紙おむつ実証事業に関してもコメントをいただき、環境負荷を下げる商品開発のフィールドや市場としての大崎町の価値をお伝えすることができたと思います。
次に、事務局員 藤田からは「リサイクルの取り組みから見えてきた脱炭素への戦略的アプローチ」として、現在進めている大崎リサイクルシステムの他地域展開に関する説明を行いました。
発表後は、活動にご寄付をいただいているヤフー株式会社 長谷川琢也様から協議会に期待していることなどについてコメントをいただきました。
最後は、事務局員の遠矢から「サーキュラーヴィレッジ・大崎町の現在地」として協議会のメインプロジェクトである「地域内での資源循環実現を目指す方向性」に関して現状の報告を行いました。
最後に専務理事の齊藤より、お越しになった皆様へのお礼を申し上げ、イベントは終了となりました。
いただいた感想
イベント終了後に実施したアンケートではたくさんのご感想をいただきました。いくつか抜粋して、ご紹介します。
初めてリアルで参加させていただきましたが、町長のお人柄を感じることができるスピーチから始まり、活力にあふれた雰囲気を感じることができ、大変貴重な機会でした。今後も参加させていただきたいです。
早速Allbirdsのシューズを買いましたが、ここで一足処分するのかどうかという葛藤が生まれております(笑)大崎町の取り組みが今後どのように発展し、日本の他の地域に展開していくのか期待しております。様々な自治体との連携も素晴らしいと思いました。
脱プラを推進すると、水分量の多い生ごみとのバランスがとれず、燃えにくくなってしまう、という点には気づいていなかったので、ハッとさせられました。何でも燃やせばいいや、という考え方を改めていかねばと思いました。
大崎町の方々とお話させていただき、日本だけではなく、ASEANなど海外も巻き込んで推進していかねばならない問題だとおっしゃっていたのが印象的でした。大崎町が先駆者となり、海外にもこのモデルを展開できると素晴らしいと思いました。
『未来のマーケティングの行方』という報告については、新しいマーケティング手法としての色々なヒントが隠されているように感じ、非常に興味深いものでした。
メディア掲載
(写真:ほりごめ ひろゆき、文:ディレクター/建築・設計担当 遠矢将)